皆さん、世界王座に輝いた台湾人のパン職人【吳寶春】という人物を知っていますか?
吳寶春は、クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリーと呼ばれる
ベーカリーのワールドカップで2010年に見事に優勝を果たし、台湾全土に感動を与えた人物です。
台湾屏東出身である彼は早くに父親を失くし、母親が8人の子供を育てあげました。
貧しい家庭で育ち、勉強することも嫌いだった為、
中学校を卒業する頃でも知っている字は500にも届かなかったとのことです。
17歳の時に親元を離れ、1人で台北に行き、パン屋で見習いを始めました。
今までろくに勉強もしてこなかったせいで苦労をしたこともたくさんあったそうです。
當兵(台湾の兵役制度)の際には、テレビを見ながら字を覚えていき、
後に日本のベーカリーの料理本を理解したいと思い、日本語の勉強にも打ち込みました。
20年以上の努力を続け、2010年ついにベーカリーのワールドカップで優勝を果たしました。
2023年11月現在、彼が開いた「吳寶春麥方店」は台北市、新北市、台中市、高雄市にあります。
また、パンだけでなく鳳梨酥や鳳黃酥などもあるので、お土産に買うのもいいですね。
みなさんも、ぜひ彼のパンを食べてみてくださいね。
☆今日の台湾華語☆
優勝者
冠軍 guàn jūn
見習い、弟子
學徒 xué tú
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