台湾の都市部を旅する上で、非常に便利で身近な交通手段がタクシー(計程車/ジーツォンチョー)です。公共交通機関が発達していても、夜間や荷物が多い時、複数人で移動する際にはタクシーが非常に重宝されます。日本のタクシー文化とは異なる点もいくつかありますが、その特徴とスマートな利用方法をご紹介しますね。
1. 台湾のタクシー文化の特徴
- 黄色い車体: ほとんどのタクシーは黄色で、一目で「タクシー」と分かります。
- 比較的安価: 日本に比べると運賃が安く、初乗り料金も手頃です。気軽に利用できるのが魅力です。
- メーター制: 基本的にメーター制なので安心です。ぼったくりの心配は少ないですが、乗車前にメーターが作動しているか確認するとより確実です。
- ドライバーとの会話: フレンドリーなドライバーが多く、片言の日本語や英語を話せる人もいますが、基本的には台湾華語(中国語)でのコミュニケーションが中心です。
- 決済方法: 現金払いが一般的ですが、最近では悠遊カード(EasyCard)やクレジットカード、QRコード決済(LINE Payなど)に対応している車両も増えています。
2. タクシーの探し方
台湾でタクシーを探す方法はいくつかあります。
- 流しのタクシーを捕まえる: 幹線道路や繁華街であれば、手を挙げればすぐに捕まえられます。日本のように「空車」ランプを気にせず、基本的には空いていれば停まってくれます。
- タクシー乗り場: 主要な駅、空港、ホテル、デパートなどには専用のタクシー乗り場があります。
- 配車アプリを利用する:
- Uber (ウーバー): 日本でもお馴染みのUberは台湾でも利用可能です。事前に料金が分かり、キャッシュレス決済なので便利です。
- 台湾大車隊 (Taiwan Taxi): 台湾最大のタクシー会社が提供するアプリで、信頼性が高く、英語インターフェースもあります。
3. 目的地を伝える簡単な中国語フレーズ集
ドライバーに目的地を伝えるのが一番のハードルですが、これさえ覚えておけば大丈夫!
- 基本の伝え方:
- 「我要去 [目的地]。(ウォー ヤオ チュー [目的地]。)」
- 例:「我要去台北車站。(ウォー ヤオ チュー タイペイ ツーチャン。)」→ 台北駅に行きたいです。
- 例:「我要去士林夜市。(ウォー ヤオ チュー シーリン イエシー。)」→ 士林夜市に行きたいです。
- 「我要去 [目的地]。(ウォー ヤオ チュー [目的地]。)」
- 住所を伝える場合:
- 目的地の中国語表記の住所を見せるのが一番確実です。スマホの地図アプリや、ホテルの名刺、予約票などを見せましょう。
- もし口頭で伝えたい場合は、ゆっくりと明確に発音しましょう。
- 降りたい時:
- 「這裡就好,謝謝。(ジャーリー ジウハオ、シエシエ。)」→ ここでいいです、ありがとう。
- 「停車。(ティンツォー。)」→ 止まってください。
- その他役立つフレーズ:
- 「請問多少錢?(チンウェン ドゥオシャオチェン?)」→ いくらですか?
- 「開收據。(カイ ショウジュー。)」→ 領収書をください。
- 「左轉。(ズオジュアン。)」→ 左に曲がる。
- 「右轉。(ヨウジュアン。)」→ 右に曲がる。
「直走。(ジーゾウ。)」→ まっすぐ行く。
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