台湾に滞在すると、意外なほど多くの日本人に出会うことがあります。特に台北市内には、日本企業が多く進出していることもあり、日本人が集まり、まるで日本の街角のような雰囲気を感じられる場所が点在しています。ここでは、台湾における日本人の主要な集積地とその魅力をご紹介します。
1. 台北市 中山区 林森北路エリア(旧:七条通)
台北市の中山区、特に林森北路(リンセンベイルー)の一帯は、戦前から日本人街として栄え、現在も多くの日本関連のお店が軒を連ねています。
- 飲食店: 日本食レストラン、居酒屋、スナック、ラーメン店などが集中しており、日本の味が恋しくなった時に訪れる日本人が多いです。日本の深夜まで営業しているような居酒屋も少なくありません。
- カラオケ・バー: 日本語対応のカラオケボックスやバーが多く、日本人駐在員やビジネスマンの交流の場となっています。
- 日系スーパー・書店: 日系のスーパーマーケットや書店もあり、日本の食材や書籍を手に入れることができます。
このエリアは、仕事終わりの日本人ビジネスマンが集う場所として知られ、夜になると特に賑わいを見せます。
2. 天母エリア
台北市の北部に位置する天母(ティエンムー)は、閑静な高級住宅街で、外国人駐在員が多く暮らすエリアとして知られています。
- インターナショナルスクール: 台北日本人学校があるため、お子さんを日本人学校に通わせる家族連れが多く住んでいます。
- 外国風のカフェ・レストラン: 異国情緒あふれるカフェやレストラン、輸入食材店などが多く、開放的な雰囲気があります。
- 公園・緑地: 広々とした公園が多く、子育て世代にも人気です。
林森北路とは異なり、こちらは家族連れや長期滞在者が落ち着いて暮らすための生活圏として日本人が集まっています。
3. その他、日本人が集まる場所
上記の主要エリア以外にも、日本人が集まる場所はいくつかあります。
- 日本語学習センターや文化交流イベント: 日本語を学ぶ台湾人と交流する場として、また日本語を教える日本人講師などが集まります。
- 日系企業のオフィス街: 台湾に進出している日系企業のオフィスが集まる地域では、ビジネスを通じて日本人が交流しています。
- 日台交流会・イベント: 定期的に開催される日台交流イベントや、日本文化を紹介するイベントなどにも、多くの日本人が参加しています。
台湾に住む日本人にとって、これらの場所は単に「日本的なもの」があるだけでなく、共通の言語や文化を持つ人々と交流し、情報交換を行う貴重なコミュニティの場となっています。台湾で暮らす日本人の暮らしを垣間見ることができる、興味深いスポットです。もし台湾を訪れる機会があれば、ぜひこれらのエリアにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
台湾中国語・華語教室C-Tutorで中国語を一緒に学んでみませんか?



