中秋節は中華社会の伝統行事。日本でも中秋の名月を眺める「お月見」の風習があり、現代でも秋の行事のひとつとして親しまれていますが、台湾の中秋節は日本の感覚と比べてかなり盛大です。
中秋節は旧正月と並ぶ節句として祝日になっていて、お供え物や限定のギフトもたくさん販売されます。
以前の記事でも、限定のお菓子やグッズを紹介して中秋節に触れましたが、そもそもこの中秋節、一体どんな起源のどんな行事なのでしょう?
1 中秋節とは
旧暦8月15日に、秋の名月を眺めながら家庭の円満を願う行事です。旧暦の15日は満月の日を表すため、新暦では毎年日付が変わります。今年の中秋節は9月17日。
2 中秋節の起源
一年で最もきれいな月が見られる時期と、収穫の時期が重なることから、元々月を見て豊作を祝う習わしがあったそう。そこに、月にまつわるある伝承が広まったことで、家庭円満の願いも込め、さらに盛大に祝われるようになったのだとか。
そのお話は、美しい仙女の物語。「夫と仲良く暮らしていた仙女が、不死の薬を飲んで月に昇り、2人が離れ離れになってしまう」というものです。
3 中秋節の過ごし方
現代の台湾では、大切な人に贈り物をしたり、帰省して家族でBBQをしたりして過ごします。ギフトは伝統的な月餅や果物のほか、パイナップルケーキが選ばれることも。
いかがでしたか?
9月に台湾に行く方は、ぜひ中秋節の雰囲気を味わってみてくださいね!
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