台湾で生活していると、ちょっとした場面でよく聞くのが「不好意思」(Bù hǎoyìsi)です。
日本語の「すみません」に近い言葉ですが、謝罪だけでなく、感謝や照れ、お願いを柔らかく伝える万能フレーズとして使われます。
例えば、道で人とぶつかってしまったときや、順番を譲ってもらったとき、軽いお願いをするときにも使えます。
一言添えるだけで、相手に柔らかい印象を与え、円滑なコミュニケーションにつながります。
台湾人同士の会話では、ちょっとした迷惑や負担をかけた時に「不好意思」を必ず口にする文化があります。
単なる謝罪だけでなく、相手への気遣いと礼儀を同時に伝える表現なのです。
🗣️ミニ中国語会話
A:不好意思,可以借你一下嗎?
(Bù hǎoyìsi, kěyǐ jiè nǐ yíxià ma?)
→ すみません、ちょっとお借りしてもいいですか?
B:沒問題,給你吧!
(Méi wèntí, gěi nǐ ba!)
→ 大丈夫、どうぞ!
A:不好意思,打擾你了。
(Bù hǎoyìsi, dǎrǎo nǐ le.)
→ ご迷惑をおかけしてすみません。
さらに、台湾ではちょっとした感謝の意味でも「不好意思」を使うことがあります。
たとえば、店員に商品の場所を教えてもらったり、手伝ってもらったときに自然に「不好意思」と言うことで、柔らかい感謝のニュアンスを伝えられます。
💬中国語ワンフレーズ
「不好意思」
(Bù hǎoyìsi)
→「すみません」「失礼しました」「ちょっとお願い」など幅広く使える丁寧表現
🌸中国語ミニ語彙
不好意思 bù hǎoyìsi すみません/失礼します/申し訳ありません
可以 kěyǐ 〜してもよい、できる
借 jiè 借りる
一下 yíxià 少し、ちょっと
沒問題 méi wèntí 問題ない、大丈夫
打擾 dǎrǎo 迷惑をかける、邪魔する
まとめ
「不好意思」は、台湾の日常に溶け込んだやわらかい丁寧表現です。
謝罪・感謝・お願いのどの場面でも使え、相手への思いやりを自然に伝えられます。
台湾の街や学校、職場でのコミュニケーションに、このフレーズを取り入れると、日常のやさしさや礼儀が身近に感じられるでしょう。

