台湾の街を歩くと、あちこちで花市場(花市 huāshì)を目にします。
日本の桜の季節のように限定されるわけではなく、台湾の花市は一年を通して楽しめる場所です。
特に旧正月(春節)の前には、多くの人々が花を買いに訪れ、街中が華やかになります。
台湾の花市では、季節の花だけでなく観葉植物や縁起物の盆栽も並びます。
赤や金の飾りとともに販売される花は、台湾人の生活と幸運を願う文化を感じさせます。
色鮮やかで賑やかな花々の光景は、日本の花見とはまた違ったカラフルさが魅力です。
🗣️ミニ中国語会話
A:這盆花好漂亮!多少錢?
(Zhè pén huā hǎo piàoliang! Duōshǎo qián?)
→ この花きれい!いくらですか?
B:這盆五百塊。
(Zhè pén wǔbǎi kuài.)
→ この鉢は500元です。
A:好,我買了!
(Hǎo, wǒ mǎi le!)
→ わかりました、買います!
花市では、香りや色、形を楽しみながらの買い物が日常の癒しとなっています。
台湾では家庭やオフィスに花を飾る習慣もあり、花市は人々の生活に欠かせない存在です。
さらに、花市はコミュニティの交流の場でもあります。
店主との会話や花の手入れのコツを聞くことも楽しみのひとつで、観光客も自然に台湾人の暮らしや文化を感じることができます。
🌸台北の有名な花市・観光向けガイド
台北で花市を楽しみたいなら、特に有名なのが週末限定で開催される建國假日花市(Jiànguó jiàrì huāshì)です。
住所: 台北市大安區建國南路一段
営業時間: 土、日(週末限定) 9:00〜18:00
アクセス方法:
MRT(地下鉄)利用
MRT板南線「忠孝新生駅」から徒歩約10分
MRT松山新店線「善導寺駅」から徒歩約12分
バス利用
「建國花市」または「建國花市口」のバス停で下車
建國花市は台北最大級の花市で、季節の花、観葉植物、盆栽、縁起物まで豊富に揃います。
旧正月前には、春節の飾り付け用の花や金柑の木なども販売され、観光客も思わずカメラを手に取りたくなる色鮮やかさです。
💡観光のポイント
早朝がおすすめ:新鮮な花が並び、地元の人との交流も楽しめます。
現金の用意:多くの店は小額でも現金払いが便利です。
季節ごとの見どころ:
春:チューリップ、桃の花
夏:ヒマワリ、百合
秋:菊の花
冬:シクラメン、紅白の縁起物
💬中国語ワンフレーズ(花市で使える)
「請問這盆花多少錢?」
(Qǐngwèn zhè pén huā duōshǎo qián?)
→「この鉢植えはいくらですか?」
🌺中国語ミニ語彙
花市 huāshì 花市場、フラワーマーケット
建國花市 Jiànguó Huāshì 建國花市(台北の有名な花市場)
盆栽 pénzāi 盆栽
漂亮 piàoliang きれい、かわいい
元 kuài 元(通貨単位)
熱鬧 rènao にぎやか、活気がある
まとめ
台湾の花市は、季節を問わず楽しめる色鮮やかで賑やかな文化です。
花を買うだけでなく、店主との会話や花の香り・色を楽しむことも日常の一部。
台北の建國花市のように観光客もアクセスしやすく、台湾の生活文化や街の彩りを体感できます。
花見のように一瞬だけでなく、日常に溶け込む花の文化として台湾の街を彩る体験は、写真や思い出作りにもぴったりです。


