台湾の冬至(冬至/dōngzhì)は、日本の冬至と同じく一年で最も夜が長い日。
でも台湾では、単なる“天文学のイベント”ではなく、家族と団らんする大切な日として親しまれています。
街を歩くと、スーパーや屋台に湯圓(tāngyuán/もち米団子)の材料が並び、
「今天是冬至,要吃湯圓!」
(Jīntiān shì dōngzhì, yào chī tāngyuán!)
→「今日は冬至だから、湯圓を食べるよ!」
そんな声があちこちで聞こえてきます。
🍡 湯圓に込められた願い
湯圓は丸い形が特徴で、家族の“円満”や“和合”を象徴しています。
黒ごまやピーナッツの餡が入った甘い湯圓は、冬至の定番スイーツです。
「這顆湯圓好甜喔!」
(Zhè kē tāngyuán hǎo tián o!)
→「この湯圓、すごく甘いね!」
家庭によっては、スープに小豆や生姜を加えて温かくいただくことも。
寒い冬の夜にぴったりの“心も体も温まる”料理です。
🏠 家族で囲む食卓
台湾の冬至は、家族全員で食卓を囲む日でもあります。
親戚や家族が集まり、湯圓を一緒に作ったり、昔話をしながら食べたり。
「今年も一緒に湯圓作ろう!」
(Jīnnián yě yīqǐ zuò tāngyuán ba!)
→「今年も一緒に湯圓作ろう!」
小さな湯圓を手で丸めながら、自然と会話が弾みます。
台湾では、冬至は単なる“食べる日”ではなく、家族の絆を確認する日なのです。
💬 中国語ワンフレーズ
「冬至快樂!吃湯圓囉!」
(Dōngzhì kuàilè! Chī tāngyuán luō!)
→「冬至おめでとう!湯圓食べよう!」
🍡 中国語ミニ語彙
冬至 dōngzhì 冬至
湯圓 tāngyuán もち米団子
圓滿 yuánmǎn 円満、満ち足りる
小豆 xiǎodòu あずき
家族 jiāzú 家族
吃湯圓 chī tāngyuán 湯圓を食べる
🌟 まとめ
台湾の冬至は、食と家族を通して“つながり”を感じる日。
寒い夜には湯圓を囲み、あたたかい会話と笑顔をシェアする。
一年の締めくくりに、家族の絆を感じる台湾ならではの冬至です。

