高雄市は台湾南部の主要都市。空港があって日本からの便も発着するため、台湾南部の観光の拠点としても人気があります。
そんな高雄ですが、ネットやガイドブックを見て必ず出てくるのが「龍虎塔(long2 hu3 ta3)」という観光スポット。入口に竜と虎をかたどったインパクトのある見た目と、龍の入り口から入って虎から出るという独特のルールがあることから、「見たことがある」「聞いたことがある」という方も少なくないと思います。
でも、龍から入って虎から出ることの理由は、意外とあまり知られていません。今回は、知っているようで知らない龍虎塔のいわれをご紹介したいと思います。
1 龍虎塔とは?
高雄市内の水連がきれいなことで有名な景勝地「蓮池潭」のほとりに建つ塔です。2つの塔が橋で繋がって渡れるようになっています。1つの塔は入口が龍の形になっていて、もう1つは虎の形になっているのが特徴です。
見物のルールは、龍の塔から入って橋を渡り、虎の塔から出るというもの。実際に現地の案内板にも載っていて、多くの人が龍の入り口から入っていきます。
2 なぜ龍から入って虎から出る?
台湾では、龍は十二支の中で最も良い神聖な動物、反対に虎は最も凶暴な動物とされています。そのため、龍から入って虎から出ることで、自分の中の悪い部分が清められ、災いを避けて福を呼び込めると考えられているのだそうです。
いかがでしたか?
日本でもなじみ深い十二支ですが、色々な解釈があって風習が生まれているのは面白いですね!
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