もちもちのクレープ生地に、ぎゅっとたくさんの具材が詰まった台湾の小吃、「潤餅」(rùnbǐng)をご紹介します。いわゆる、揚げない春巻きです。
お店によって、中身の具在は様々ですが、よく入っている具材と言えば、細切りキャベツ:高麗菜絲(gāolícàisī)、もやし:豆芽菜(dòuyācài)、細切り人参: 紅蘿蔔絲(hónglúobosī)、細切り肉: 肉絲(ròusī)、 卵:蛋(dàn)、少し固めの豆腐の一種: 豆干(dòugān)です。そしてピーナッツ粉: 花生粉(huāshēngfěn)を入れるのが特徴的です。以前ご紹介しました、粽子(ちまき)と同じように、台湾の中でも北部と南部で味が違うようです。
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この潤餅、夜市や朝ごはん屋などで売っており、一年中食べることが出来るのですが、4月のお墓参りの時期、清明節(qīnmǐngjié)の時に、食べる習慣があります。昔は寒食節という時期があり、火を使ってはいけない季節があったようで、その時期が清明節の時に重なっていたため、火を使わなくても作る事が出来る潤餅を作ったことが始まりのようです。
潤餅の仲間で、同じ皮を用いて、ピーナツ粉とアイスクリームが入っている、いわゆるアイスクレープもあります。花生春捲冰と言って、観光地で有名な九份(jiǔfèn)にはいくつかお店があります。こちらも是非食べていただきたい台湾小吃の一つです。
❀今日から使える台湾華語❀
①「潤餅」(rùnbǐng)
②細切りキャベツ 高麗菜絲(gāolícàisī)
③もやし 豆芽菜(dòuyācài)
④細切り人参 紅蘿蔔絲(hónglúobosī)
⑤細切り肉 肉絲(ròusī)
⑥ 卵 蛋(dàn)
⑦ピーナッツ粉 花生粉(huāshēngfěn)