今日はちょっと特殊な台湾の冥婚という文化をご紹介します。
台湾では道端に赤い封筒が落ちていても絶対に拾ってはいけない。と答える人が多いです。これが何を意味するかというと、台湾には冥婚という亡くなった方と結婚するという文化があります。
ですがこれは現在では本当に少なく、大都市よりも農村部に比較的多く見られる風習です。
赤い封筒の中にお金や亡くなった女の人の写真等を入れて、それを道端に置き、拾った人が現れると監視していた亡くなった方の親族が出てきて強制的に亡くなった女の人と結婚させられるというものです。この風習は台湾現地の方も滅多に聞いたり見かけたりはしないのですが、『血観音』という映画や『通霊少女』というドラマを通して台湾の伝統的な風習として認識されているのかもしれません。この風習は元々医療技術が進歩していない時代に、幼くして亡くなってしまった女の子の家族が、女性は結婚していないと位牌もたててもらえないことから、親心で亡くなった女性と結婚させて、位牌に名前を残してもらう。という考えからできたものです。
現在は少なくなった冥婚ですが、このような珍しい風習がまだ農村部には実際にあるようです。
☆今日の台湾華語☆
結婚
結婚 jiéhūn
親戚
親戚 qīnqi
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