この間の12月21日土曜日は、二十四節気の一つ「冬至」でした。冬至は一年のうちで一番日が短くなる日。冬至を境に日照時間が増加に転じるため、まだ寒さは厳しい時期ですが、「春の兆しが生まれる節目」として、古代から大切にされてきました。冬至をお祝いする文化は、中華圏や東アジアなど、広くアジアの地域に浸透しています。
日本では、かぼちゃの煮つけを食べたり、ゆず湯に入ったりして冬至を過ごしますが、台湾ではどのように過ごすのでしょうか?
今日は、台湾の冬至の過ごし方についてご紹介したいと思います。
1 台湾では冬至に何をする?
台湾では冬至(dong1 zhi4)の日に「湯圓」という料理を食べ、家族団らんして過ごします。湯圓(tang1 yuan2)は、もちもちとした丸く小さなお団子で、日本の白玉団子のようなもの。角のない丸い形から、家庭円満の縁起物とされています。
2 湯圓にはどんな種類がある?
湯圓には大きく分けて、甘いものとしょっぱいものの2種類があります。デザートとして食べる甘い湯圓は、小豆や芋を煮込んだ甘いスープに白玉を入れたもの。日本のお汁粉のような存在です。一方、おかずとして食べる湯圓は、中に肉の餡を詰め、野菜スープに入れて食べられます。
いかがでしたか?
同じように冬至の行事が根付いていても、日本と台湾で過ごし方が違うのは面白いですよね!
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