嘉義(jia1 yi4)は台湾西南部に位置するのどかな地方都市。以前の記事では、嘉義の観光スポットをいくつかご紹介しましたが、今回は、特にその中の「台灣花磚博物館」について、詳しく見ていきたいと思います!
1 花磚博物館とは?
「和製マジョリカタイル」を収集して展示する博物館です。和製マジョリカタイルとは、戦前の日本で、西洋の技術を取り入れて作られ、国内外に流通していたタイルのこと。東洋と西洋のテイストが融合した、独特のデザインが特徴的で、歴史的な価値があります。
この和製マジョリカタイルは、海外に輸出される場合、その国の好みに合わせてデザインを変えていたのだそう。台湾向けのものには、牡丹やハイビスカス、虎や鳥などのモチーフが使われ、色合いも大変鮮やかでした。こうしたデザインのタイルが、現地の人から人気を集め、縁起物として家の外装・内装に使われるようになったのだとか。
2 展示の様子
花磚博物館では、華やかで珍しいデザインのタイルが、何パターンも展示してあります。そのほか、タイルで装飾された、椅子や机、寝台などの調度品の展示も。重厚感のある中華風の家具と、個性的なタイルが合わさり、他では味わえない素敵な空間となっています。お土産コーナーも充実していて、壁飾りになるタイルのレプリカや、タイルの柄があしらわれたインテリアグッズを買うことができます。
いかがでしたか?
花磚博物館は、それほど大きな施設ではありませんが、台鉄嘉義駅から近く、個性あふれる魅力的なスポットなので、ぜひ行ってみてくださいね!
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