以前の記事では、中国語学習に使える台湾の子供向けYouTubeチャンネルをご紹介しました。その中のひとつ「幼兒天地」は、童話や動揺をポップなタッチで紹介するチャンネルです。今回は、「金の斧と銀の斧のお話」の動画について、セリフの日本語訳をまとめました。動画を見ながら参考にしてみてくださいね!
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昔、ある貧しいきこりが毎日せっせと柴刈りに行き、その芝を売りに行ってはお金を稼いで暮らしを立てていました。
彼は働き者なだけでなく、善良で誠実な人でもあり、「満足を知って常に楽しくある」ということを心得ていました。
ある日、彼が森に来て柴を刈っていたところ、不注意で斧が木の幹にはね返され、そばにある湖の中に落ちてしまったのでした。
きこりはたいへんに慌てて言いました。
「どうしよう!斧がなくなったら、僕はどうやって木を切ってお金を稼げばいいんだ…」
きこりがとても悩んでいたちょうどその時、突然、湖の底から一人の女神が現れ出て、さらには手の中に金の斧を持っていたのです。
女神はきこりに問いかけました。
「この斧はあなたが落としたの?」
きこりはそれを見て答えました。
「違うよ、僕の斧は金のではないんだ」
すると、女神は水の中に潜り、すぐに銀の斧を持ってくると、またきこりに問いかけました。
「それなら あなたが落としたのはこの斧?」
きこりはそれを見ると、相変わらず首を振って言いました。
「違う、僕の斧は銀のでもないよ」
それから、女神はまた水の中に潜り、ほどなくして鉄の斧を持って出てきたのでした。
きこりは自分の斧を見ると喜んで言いました。
「そう!まさにこれだ。これこそ僕の斧だ!本当にとてもありがとう」
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いかがでしたか?
ぜひ、リスニングの題材として、活用してみてくださいね!
※動画が長いので、残りの部分は別の記事でご紹介します

