台湾の冬といえば、体が芯から温まる麻辣鍋(マーラーグォ)!ピリリと痺れる麻(マー)と、熱く辛い辣(ラー)が複雑に絡み合う独特の風味は、一度食べたら忘れられない魅力があります。しかし、初めての台湾旅行で麻辣鍋に挑戦する際、「どうやって注文すればいいんだろう?」と不安に感じる方もいるかもしれません。ご安心ください!今回は、麻辣鍋店で使える簡単な中国語フレーズと、注文のコツをご紹介します。
1. 入店時・席に着く時
まずは、お店に入ったら店員さんに人数を伝えましょう。
- 請問有位子嗎?(チンウェン ヨウ ウェイヅ マ?)
- 意味:席はありますか?
- 我們 [人數] 位。(ウォーメン [人数] ウェイ。)
- 意味:私たち [人数] 名です。
- 例:我們兩位。(ウォーメン リャンウェイ。)→ 2名です。
2. 鍋のスープ(鍋底/グォディー)を選ぶ
麻辣鍋のお店では、最初に鍋のスープを選びます。麻辣味の他に、辛くないスープ(例:白鍋/バイグォ、清湯鍋/チントンゴォなど)を選んで、鴛鴦鍋(ユエンヤングォ、二つの味が楽しめる鍋)にするのが一般的です。
- 我們要 [スープの種類]。
- 意味:私たちは [スープの種類] にします。
- 例:我們要麻辣鍋。(ウォーメン ヤオ マーラーグォ。)→ 麻辣鍋にします。
- 例:我們要鴛鴦鍋。(ウォーメン ヤオ ユエンヤングォ。)→ 鴛鴦鍋にします。
- (もし鴛鴦鍋の場合)另一邊要 [スープの種類]。
- 意味:(もう片方は) [スープの種類] にします。
- 例:另一邊要白鍋。(リンイービエン ヤオ バイグォ。)→ もう片方は白鍋にします。
3. 辛さのレベルを伝える
麻辣鍋の醍醐味といえば辛さです。お店によって選択肢は異なりますが、一般的な表現を覚えておきましょう。
- (辣度 / ラー ドゥー)
- 大辣(ダーラー):激辛
- 中辣(ヂョンラー):中辛
- 小辣(シャオラー):小辛(やや辛い)
- 微辣(ウェイラー):微辛(ほんのり辛い、辛いのが苦手な方におすすめ)
- 不辣(ブーラー):辛さなし(麻辣の風味は残るが、辛くない)
- 我要 [辣度]。(ウォー ヤオ [辣度]。)
- 意味:[辛さ] にしてください。
- 例:我要小辣。(ウォー ヤオ シャオラー。)→ 小辛にしてください。
- 例:我要微辣。(ウォー ヤオ ウェイラー。)→微辛にしてください。
4. 具材を選ぶ
メニュー表を見ながら、食べたい具材を指差しで選びましょう。多くのお店では、注文用紙にチェックを入れる形式です。
- 這個,一份。(ヅァイガァ、イーフェン。)
- 意味:これ、1つ。
- 點菜。(ディエンツァイ。)
- 意味:注文します。(店員を呼ぶ時)
5. 飲み物・追加オーダー
- 我要 [飲み物]。
- 例:我要可樂。(ウォー ヤオ カーラー。)→ コーラをください。
- 再加 [具材]。
- 意味:追加で [具材] をください。
- 例:再加肉。(ヅァイジャー ロー。)→ 肉を追加してください。
6. お会計・お店を出る時
- 買單。(マイダン。)
- 意味:お会計をお願いします。
- 謝謝。(シエシエ。)
- 意味:ありがとう。
★ 麻辣鍋を楽しむための追加ヒント
- タレはセルフサービス: 多くの麻辣鍋店では、様々な調味料が並んだ「醬料區(ジャンリャオチュウ、タレコーナー)」があります。自分好みのタレをブレンドして楽しみましょう。
- 麻辣鍋のスープは飲める?: 基本的に麻辣鍋のスープは「飲む」ものではなく、具材に味を染み込ませるためのものです。ただし、辛くない白鍋などのスープは飲めます。
- 鴨血(ヤーシエ)と豆腐: 麻辣鍋の鍋底には、鴨の血を固めた「鴨血」や、じっくり煮込まれた豆腐が最初から入っていることが多く、これらは追加自由の場合もあります。
これらのフレーズとヒントがあれば、台湾の麻辣鍋店でスマートに注文し、熱々で美味しい本場の味を存分に楽しめます!ぜひ勇気を出して、店員さんに中国語で話しかけてみてくださいね。
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