台湾を訪れるなら、美味しい食事や美しい景色だけでなく、その奥深い歴史と文化を学ぶのもおすすめです。台湾には、国の歴史と貴重な文化財を収蔵・展示する素晴らしい国立博物館が数多くあります。それぞれの博物館は、台湾の異なる時代や側面を映し出しており、訪れる人々に感動的な発見をもたらします。
1. 國立故宮博物院(National Palace Museum)
台北にある故宮博物院は、世界四大博物館の一つに数えられ、その膨大な収蔵品で知られています。主に中国の歴代王朝の皇帝が集めた美術品や工芸品が収蔵されており、その数は約70万点にも及びます。
- 見どころ:
- 翠玉白菜(すいぎょくはくさい): 故宮の至宝として最も有名な作品。翡翠で彫られた白菜にキリギリスがとまっており、その精巧さは驚くほどです。
- 肉形石(にくがたせき): 豚の角煮にそっくりな天然石。こちらも故宮を代表する人気展示品です。
- もう一つの故宮: 嘉義県には「國立故宮博物院南部院区」があり、アジア各国の美術品や文化財も展示されています。南部を訪れる際は、こちらもぜひチェックしてみてください。
2. 國立台灣博物館(National Taiwan Museum)
台北駅の近くにある台湾最古の博物館で、美しい歴史的建築物も見どころの一つです。この博物館は、台湾の自然史や人類学に焦点を当てており、島の多様な生態系や先住民文化について学ぶことができます。
- 見どころ:
- 美しい建物: 日本統治時代に建てられたルネサンス様式の建築は、それ自体が重要な文化財です。
- 台湾の歴史と生態: 台湾の動植物や、原住民族の文化や生活様式に関する展示があり、台湾という島の成り立ちを深く理解できます。
3. 國立台灣史前文化博物館(National Museum of Prehistory)
台東市にあるこの博物館は、台湾の歴史をさらに遡り、約5万年前の先史時代から現代までの台湾の歴史を扱っています。特に、台湾の多様な先住民文化に焦点を当てた展示は、非常に興味深いです。
- 見どころ:
- 壮大なスケール: 広大な敷地には、博物館の他に、生態公園や史前遺跡公園も併設されており、一日かけてゆっくりと楽しめます。
- 先史時代の展示: 台湾で発見された考古学的遺物を通じて、先住民の暮らしや文化の変遷を知ることができます。
これらの国立博物館は、単に過去の遺物を展示しているだけでなく、台湾という場所が持つ歴史の深さと、多文化が共存する現在の姿を教えてくれます。台湾の旅の計画に、ぜひこれらの博物館を加えてみてください。きっと、新たな発見と感動に出会えるはずです。
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