年間を通して温暖な台湾は、パインやマンゴーといった南国フルーツや、暑さをしのぐかき氷などのイメージが強いですよね。でも実は、台湾の人はお鍋好きが多く、アツアツの鍋ものを出すお店がいたるところにあるんです。東洋医学の考えが深く根付く台湾では、体を温めるのが健康の第一歩と考える方が多いのだそう。そのため、鍋料理は一年を通して人気なのだとか。
因みに、中国語で鍋料理のことは「火鍋(huo3 guo1)」といいます。日本で火鍋(ひなべ)というと、中華風の辛い鍋のことを指しますが、本来は辛いものだけが火鍋ではありません。透明のスープでも、豆乳のスープでも、全て「火鍋」です。
今日は、台湾で人気のなめ料理について、種類や特徴を見ていきたいと思います!
□酸菜白肉鍋
(suan1 cai4 bai2 rou4 guo1)
白菜漬けと豚バラを煮込んだお鍋です。酸味の強い白菜漬けと、こってりした豚バラ肉が相性抜群。食べ応えがありながらも、さっぱりとした味わいになっています。
□石頭火鍋
(shi2 tou huo3 guo1)
具材をごま油で炒め、石鍋で煮込んだお鍋です。具材は、肉や野菜、海鮮など、お店によって様々ですが、スープは基本的に透明なものが多い印象。
□麻辣火鍋
(ma2 la4 huo3 guo1)
日本でも最近人気のある、四川風の辛いお鍋。辛みと薬膳食材の効果で、体がポカポカ温まります。
□涮涮鍋
(shuan4 shuan4 guo1)
日本のしゃぶしゃぶがルーツのお鍋です。「涮涮」はしゃぶしゃぶの音を漢字で当てたもの。お店によって、日本のしゃぶしゃぶとほぼ同じこともあれば、具材やタレガローカライズされていることもあります。
いかがでしたか?
ぜひ台湾で、温かいお鍋を味わってみてくださいね!