以前の記事では、台湾南部の高山「阿里山」についてご紹介しました。かつて林業で栄えた阿里山は景勝地としても有名で、山頂からの雲海や朝日など、絶景を求めてたくさんの人が訪れます。
今回は、そんな阿里山の中腹にある観光スポット「奮起湖(fen4 qi3 hu2)」についてご紹介したいと思います。
1 奮起湖とは?
阿里山森林鉄道の「奮起湖駅」を中心に広がるエリアで、レトロな街並みを散策しながら、買い物や食事が楽しめます。駅から街に下る急な石段や、斜面に沿って延びた細い路地、軒を連ねる小さな商店や赤いランタンの下がる光景など、まるで小さな「九份」のようです。
2 奮起湖の歴史
奮起湖の歴史は、阿里山が林業で栄えていた戦前の時代にさかのぼります。当時、阿里山森林鉄道は蒸気機関車で、伐採した木材の運搬用に使われていました。路線の中間地点に位置していた「奮起湖駅」では、石炭などの補充のため、長めに停車する必要があったそう。その停車時間中、乗客に弁当を売ったことが始まりで、山間の小さな街「奮起湖」は、賑わいを増していったのだとか。
3 奮起湖の楽しみ方
食べ歩きをしたり、カフェでお茶をしたり、お土産を買ったりして過ごすのが定番です。名物の「愛玉(オーギョーチジュース)」のほか、阿里山茶を使った各種ドリンクもおすすめ。
いかがでしたか?
阿里山に行かれる方は、ぜひ奮起湖にも立ち寄ってみてくださいね!
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