地理的に近く、文化的な交流も盛んな日本と台湾。常に互いの流行に敏感な両国ですが、現在、台湾では日本のどんなものが流行しているのでしょうか?今回は、台湾で特に人気の日本のトレンドをいくつかご紹介します。
まず、不動の人気を誇るのが日本のポップカルチャー、特にアニメや漫画です。「鬼滅の刃」「SPY×FAMILY」「ちいかわ」といった大ヒット作は、日本とほぼ同時期に台湾でも人気が爆発し、関連グッズやコラボ商品も飛ぶように売れています。キャラクターの人気は絶大で、SNSでも頻繁に話題に上がります。かつての「ハローキティ」ブームのように、長く愛されるキャラクター文化は健在です。
次に、ファッションも外せません。ベーシックで高品質な「ユニクロ」や、手頃な価格でおしゃれが楽しめる「COEN(コーエン)」、そして「URBAN RESEARCH」のような上品なブランドが台湾の若者たちに支持されています。特に近年は、日本の古着の人気も高まっており、「2nd STREET」のようなリユースショップが次々とオープン。日本の「ちょうどいいおしゃれ感」が台湾のファッションシーンに影響を与えています。
グルメに関しては、ラーメンやカレーといった定番の日本食はもちろんのこと、最近では「孤独のグルメ」の影響で、劇中に登場するような日本の洋食や、特定のおにぎり専門店のスタイルが注目を集めています。SNSで話題になった日本のトレンドグルメは、瞬く間に台湾に上陸する傾向があります。
さらに、日常生活に密着した日本の生活雑貨やコスメ、電子機器も根強い人気です。機能性とデザインを兼ね備えた「無印良品」や100円ショップの商品、高品質で信頼性の高い日本の化粧品は、台湾の人々の生活に深く浸透しています。
これらの流行は、単なる商品の輸入に留まらず、日本のライフスタイルや価値観が台湾の社会に溶け込んでいる証拠と言えるでしょう。台湾の街を歩けば、きっとあなたも「ああ、これも日本から来ているんだ!」という発見があるはずです。


