日本のプロ野球(NPB)で活躍する台湾人選手たちに光を当ててきましたが、今回は彼らの故郷、台湾のプロ野球リーグ「CPBL(中華職業棒球大聯盟)」の文化に焦点を当ててみましょう。台湾の野球は、NPBとは一味違う、独特の熱気とスタイルに満ちています。
台湾プロ野球の最大の特徴は、その「熱狂的で一体感のある応援文化」です。日本の応援団のような統制の取れた応援に加えて、台湾では各球団に専属のチアリーダーチームがいて、彼女たちがリードする形でファン全員が一緒に踊り、歌い、選手を応援します。球場全体が巨大なカラオケボックスのようになることもあり、日本の応援歌とは異なるポップでノリの良い音楽が試合中にずっと鳴り響きます。
また、台湾のプロ野球は、ファンと選手の距離が非常に近いことでも知られています。試合前や試合後には、選手が気軽にファンと交流する場面も多く見られ、そのアットホームな雰囲気が台湾ならではの魅力です。選手一人ひとりに専用の応援歌があるのは日本と同じですが、台湾ではチアリーダーと共に踊る振り付けも加わり、選手が打席に立つたびに球場全体がダンスフロアのように盛り上がります。
さらに、球場では地元グルメの屋台が充実しており、野球観戦をしながら台湾のB級グルメも楽しめるのも魅力の一つ。NPBの応援に慣れている方にとって、CPBLの観戦は新鮮で驚きに満ちた体験になるはずです。
もし台湾を訪れる機会があれば、ぜひ一度、CPBLの試合を観戦してみてください。日本では味わえない、台湾ならではの野球の楽しみ方、そして熱い応援の渦に飛び込んで、台湾の「熱情」を肌で感じてみませんか?
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